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名前からすぐ想像がつくように,これはシリアルポートに接続するFMラジオです。本体の他にシリアルポートの9ピン−25ピン変換ケーブルとサウンドカードのライン入力に接続するオーディオケーブル,T型の簡易アンテナケーブル,それとドライバソフトの入ったFDが1枚付属しています。電源はシリアルポートから供給されますので,あのうっとおしいACアダプタなどはありません。
これも大阪日本橋のソフマップ「SAURUS館」で購入しました。ジャンク品ではなく正規品です。価格はたしか5000円ぐらいだったと記憶しています。 |
| Windows95を立ち上げ,付属FDからSETUPプログラムを起動すればドライバのインストールは完了です。接続したcomポートが1,2のどちらであっても自動的に判断してくれます。付属するアプリケーションもなかなかのものです。自動選局機能もありますし,流れている音楽などをWAVEレコーディングする機能も備わっています。PCMやMIDI音源と違ってCPU負荷となるようなものではありませんのでワープロソフトで文書作成中にバックグラウンドミュージックとしてラジオを鳴らしっぱなしにしても全然問題ありません。なお,名前にもありますようにこれはFM専用です。もちろんステレオで鳴ってくれます。最近は,これにAMラジオの機能を付加したものも出回っているようです。 |
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シリアルポートの速度:9600BPS,データ8ビット,1ストップビット,ノンパリティ
ラジオン丸への電源供給:シリアルポートのER端子より供給(+12V)
ラジオン丸への制御信号:
電源オン "\x1d\x23\x01\x23"
電源オフ "\x1d\x23\x02\x23"
選 局 "\x1d\x23\x05\x23"+"freq"
freq = 000〜300(000=76.00Mhz,300=91.00Mhz, 0.05Mhz/Step)
受信確認 "\x1d\x23\x08\x23"
ラジオン丸からの応答信号:
選局応答 "\x1d\x23\x06\x23"
ステレオ未受信 "\x1d\x23\x07\x23"
ステレオ受信中 "\x1d\x23\x04\x23"
ここまで分かれば後はもうプログラムを書くだけです。単にシリアルポートで送受信するだけですのでLinux環境ではドライバソフトまで手を出す必要はありません。comポートをオープンし信号をやりとりするだけの簡単なアプリケーションプログラムを起こせばよいわけです。問題はマンマシンインタフェースです。コマンドラインからの操作プログラムでは,あまりにも簡単すぎて芸が無さ過ぎます。やはりここは一発,Xウィンドウ上で動くGUIプログラムにしたい所です。ともかくこうしてできたのが次のプログラムです。
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Stereo:ステレオ受信表示
[1]〜[5]:プリセットされた選局ボタン
< :チューニングボタン(周波数ダウン)
> :チューニングボタン(周波数アップ)
<< :スキャンボタン(周波数ダウン)
>> :スキャンボタン(周波数アップ)
Power :電源オン・オフボタン
Quit :終了ボタン
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