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C system の動かし方


 C system が起動すると、オープニングメッセージが表示され、">" のプロンプトが出力され入力待ちとなります.ここで、
     >ed
と入力すると、C-editer が起動されます.

 C-editer が起動すると、オープニングメッセージの後、"$" のプロンプトを出力し入力待ちとなります.
 C-editer の i コマンド等で C のソースプログラムを作成します.プログラムの作成が終われば、! コマンドで C-system に戻ってください.

 C-system に戻れば、つぎに、
     >c -lc
と打ち込みコンパイルを行います.コンパイルエラーがあった時は、再度C-editer を起動し、ソースプログラムの修正を行ってください.C-editer で作成したソースプログラムは、意識的に削除しない限り保存されています.

 修正が終われば、再度コンパイルを行い、エラーが無くなった段階で、
     >c test.c -lctm9000
と打ち込んで、新しいテープにコンパイルオブジェクトを出力させます.

 つぎに、
     >ea
と打ち込んで、C-editer & assembler を起動させます.

 C-editer & assembler が起動しますと、"#" のプロンプトが出力されますの で、
     #r "test.c"
と入力して、先ほど作成したオブジェクトテープを読み込ませます.読み込ん だオブジェクトは単なるアセンブラソースと同じですから、これ以降は、 C-editer & assembler のエディタにより、自由に変更、最適化、アセンブラ関 数の組み込み等、手を加えることも可能です.

 つぎに、
     #a
と打ち込んで、アセンブラを動かしアセンブルします.Pass1, Pass4 にてアセ ンブルされたアセンブルオブジェクトは、
     ]r
と打ち込むことにより、直ちに実行させることができます.

 オブジェクトの実行によりシステムの管理を離れますので、オブジェクトの 格納番地や実行後の管理には注意してください.

 通常は、オブジェクは 4000H 番地以降に生成(org 4000H の疑似命令を置く )させるとともに、実行後は X1 monitor の開始番地である 1000H に飛び込む ようにします.こうしておけば実行後は、背面のりセットスイッチを押すこと により C-editer & assembler に戻ることができます.C-system には、! コマ ンドにて戻ることができます.

 以上簡単に、コンパイラシステムの動かし方について説明しましたが、各プ ログラムの詳細なコマンドについては、それぞれのコマンド説明の項を参照し てください.


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