■「KX-6000」というデッキ
TRIOの1970年代のカセットデッキ「KX-6000」を入手しました。このデッキ、以前に修理した「KX-4000」に良く似たデッキですが、機能的には少しアップしています。 違いは、オーディオの足跡さんのこちら(KX-4000)とこちら(KX-6000)のページを参照ください。 KX-4000とよく似たデッキをまた入手した訳は、同年代のチューナー「KT-7500」とアンプ「KA-7500」とコンポーネントシステムとして組み合わせるためです。KX-4000は、サイズがこれらより少し小さいのですが、KX-6000は、サイズがぴったりなのとVUメータ廻りのデザインにも統一感があります。
■「KX-6000」の修理 入手先はリサイクルショップでしたが、前のオーナーが随分と長く大事に取っておいたのでしょう、ケースも含めて大きな傷もなく汚れもほとんどありませんでした。 動作テストをしてみると、照明ランプの球切れもなく、一応、再生、早送り、巻き戻しなど、弱々しい動きではありますが動作しています。清掃とゴムベルト交換で動作品になると思われます。 カウンターを動かすためにゴムベルトが3本使われていました。この他にキャプスタン用の平ベルト、リール回転用の角ベルトがあります。平ベルトは同サイズのものが手元になく、他の角ベルトのみ新品交換しました。平ベルトはまだ使えそうでした。 アンプ回路なども全然問題なく、再生、録音ともにうまく動作しました。 KX-4000の時のように、ピアノボタンをサンドペーパーとコンパウンドでピカピカにしました。
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