私が初めてPCの自作を始めた時に購入したビデオカードです。S3社のVison968ビデオチップとIBMの220MhzRAMDAC,デュアルポートメモリ(VRAM)4MBを搭載した2Dビデオカード全盛期時代の最速カード(Milleniumには負けるけど)です。当時4万5千円もしました。値段が値段だけに今でも手放さずに使用しています。
| そんな時,ふと「PCのパーツは規格品といえども使用するパーツのメーカが異なるので相性がある」という雑誌の記事が頭の中をよぎりました。さてはと思い,カードを差すPCIのスロットを変更してみました。すると,なんのことなくBIOSが立ち上がりAWARDのBIOS起動画面がモニターに映りました。やれやれです,それではとカードを差すスロットを元に戻してみるとやはりダメです。確実に再現性のある現象です。「そうかこれが相性というものか」といらぬ勉強を自作最初の段階から経験させられた次第です。 | ![]() |
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マザーボードとの相性はこの時だけではありません。その後,「R528WP」というRISEのマザーボードを入手した時のことです。この頃には,Mach64やDiamondのStelth 64などのPCIビデオカードを入手していました。Mach64やSteleth64とR528WPの組み合わせでは全然問題ないのですが,Motion771との組み合わせでは不思議な現象が起こりました。PCIのスロット位置に関係なく,2度目の電源投入では必ずモニター表示がでないというものです。BIOSは起動し,FDに差したブートフロッピーを読みにいきシステムは立ち上がっているようなのですが2回に1回はモニターが真っ暗なままです。 |
保証期間内であり,このままメーカに修理に出せばいいのでしょうが,日本の窓口である(株)ダイヤセミコンは電話が全く繋がらず(いつかけても営業時間外のトーキーが流れてくる),かといってNiftyのオンラインサポートを使うのもかったるく,自分でなんとかするべく,771のカードの調査を始めました。