|
テレビが見れてご機嫌!! テレビキャプチャカード AMI-999 |
|
![]() |
このカードは、bt878チップとフィリップスのTVチューナーで構成されています。TVアンテナを接続する同軸ケーブル端子、ビデオデッキの出力を接続するS-VHS端子、サウンドカードのライン入力に接続する音声出力端子が付いています。同軸ケーブルからのTV信号は、63チャンネルまでキャプチャ出来ます。
製品には、Windows95/98/NT用のドライバソフトとビデオを観賞するアプリケーションソフトが添付してありました。このカードを購入した時のPC環境はWindows95とLinux(Slackware+KDE)で、Windows95は、附属のドライバーで、問題なく動作しました。PCを操作しながらTVを見ることが出来ようになり、その昔、シャープのX1(8ビットのテレビパソコン)で、TVを見ていた事を思い出させてくれました。
![]() |
card番号というのは、bt848(878)チップを使った、世の中に出回っているキャプチャカードの識別番号です。これによってドライバーの挙動をカード個別毎に対応させるものです。この番号一覧に、この製品"AMI-999"はありませんでした。よほどマイナーな製品なのでしょうか。card番号が19番というのは、"FlyVideo98"という製品らしい事がドライバーソースに書かれていました。kwintvやxawtvを使ってTVを見ることができました。
![]() |
Linux環境では、カーネルのバージョンが上がり、V4Lの規格が採用されると、bttvのドライバーソフトもカーネルの標準ドライバーに含まれるようになりました。これで、別途bttv専用のドライバソフトを入手してコンパイル・インストールする手間が省けたと思ったのですが、試して見るとうまく動きません。カーネルのドライバーソースを見てみると、今までコンパイルしていたソースと一部異なっています。card番号も異なっており、オプション指定の見直しが必要でした。ひょっとして"AMI-999"の名前があるかと思ったのですが、期待に反して、その名前はなく、前と同じように "FlyVideo98"のcard番号を指定したのですが、映像も音も出ません。ドライバーオプションの設定方法に誤りがあるのかも知れません。従来どおりのドライバーソフト(bttv-0.6.4h)でうまく動作しますので、今もこちらの方を使っています。
![]() |
![]() |
と、ここまでは言うこと無しだったのですが、その後、オカシナ現象に気がつきました。ドライバーソフトをインストールした直後に動かしていた時は、"Life View Studio"の映像表示ウィンドウの位置や大きさが、ウィンドウの端をマウスでつかんで自由自在に変更出来たのですが、なぜか今は、起動すると最初は、320x240の大きさのウィンドウで表示され、その後2〜3秒経つと勝手に640x480のサイズになります。更に悪いことにウィンドウ位置もデスクトップの左上角に勝手に張り付いてしまいます。マウスで動かすことも出来ません。ドライバーソフトを再インストールして見ました所、インストール直後の最初の起動時だけうまく動き、2回目の起動からこの現象が発生します。
映像表示ウィンドウの位置が変更出来ないのは不便で困りものです。この原因がカードにあるのかドライバーにあるのか、はたまたXPそのものにあるのか、はっきりしませんがあまりTVを見ることも無いのでそのままにしています。
その後、色々と調べた結果、リモコンのメニューで表示サイズを640x480未満のサイズに一度強制設定してやれば直ることが分かりました。