■ジャンクのK-505
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不動品のジャンク |
ONKYOのINTECシリーズのカセットデッキ。表示部には、カウンターやレベルメーターが表示される。FRシリーズの
カセットデッキも同様の形状、機能をもっているがレベルメーター表示やカウンター表示が無い。
カセットトレーの開閉はできるが、その他の動作は一切できないという不動のジャンクをオークションで見つけた。
原因は、おそらくゴムベルトの劣化と思われる。推測を確かめて見たいのとFR-X7やFR-X7Aと組み合わせて使うために入札する。
ジャンク品だけに競り合う事も無くあっさりと落札。
■動作確認
届いた「K-505」を早速に調べてみる。
出品案内のとおりトレーは開閉できたが、その他の動作は全く駄目であった。早速にケースカバーを開けて内部を調べて見る。
長い間使われていなかったようで埃が堆積していた。またヘッド周辺部やキャプスタン軸はテープの磁粉で汚れていた。
良く見てみるとシャシー底面に切れたゴムベルトが落ちていた。メインベルトのようだ。不動の原因は予測どおりにゴムベルト
の劣化であった。
デッキメカ本体部分を裏返して見ると、もう一本のプーリーベルトは大丈夫であった。手持ちのゴムベルトの中からちょうど
良いサイズのものが見つかったので、それをメインベルトとして取り付ける。
組み戻して動作確認を行うと問題なく動くようになった。この後、ヘッド周りの磁粉の汚れをアルコールで清掃しヘッドを消磁
して修理完了とした。
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ケースカバーを開ける |
ヘッドやキャプスタン軸は汚れている |
中から拾い出したメインベルト |
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メカ部分を裏返してみる |
メインベルトは切れていたが、もう一本のプーリーベルトは大丈夫だった |
メインベルトを取り付ける |
ヘッド周辺部をアルコールで清掃 |