標 準 関 数本コンパイラシステムでは、テープ 3 に C ソースプログラムの形で幾つかの関数を納めています.ここでは、簡単な説明にとどめますので、詳細についてはプログラムを見て頂ければ結構かとおもいます.
文字列の長さを返します. A strcpy(s1,s2) char *s1,*s2; 文字列を複写します. B strncy(s1,s2,n) char *s1,*s2; int n; n 文字だけ文字列を複写します. C strcat(s1,s2) char *s1,*s2; 文字列を連結します. D strncat(s1,s2) char *s1,*s2; int n; n 文字だけ文字列を連結します. E strcmp(s1,s2) char *s1,*s2; 文字列の比較をします. F strchr(s,c) char *s,c; 文字列 s の中の、文字 c の、左側からの最初の位置を返します. G strrchr(s,c) char *s,c; 文字列 s の中の、文字 c の、右側からの最初の位置を返します. H isdigit(c) char c; 文字 c が、10 進数字かどうかチェックします. I isxdigit(c) char c; 文字 c が、16 進数字かどうかチェックします. J isupper(c) char c; 文字 c が、英大文字かどうかチェックします. K islower(c) char c; 文字 c が、英小文字かどうかチェックします. L isalpha(c) char c; 文字 c が、英字かどうかチェックします. M isalnum(c) char c; 文字 c が、英字か 10 進数字かどうかチェックします. N toupper(c) char c; 英小文字を英大文字に変換します. O tolower(c) char c; 英大文字を英小文字に変換します. P atoi(s) char *s; 10 進数字文字列を、整数に変換します. Q open(name,mode) char *name; int mode; ファイルをオープンします. ファイル名の先頭には必ず、次のデバイス指定をつけます.
lpt: プリンタ装置 key: キーボード scr: 画面 crt: 画面(コントロールコードの制御無し) Q read(fd,buf,size)int fd,size; char *buf; fd で示すファイルから buf に、size 分だけの文字を読み込みます. S write(fd,buf,size) int fd,size; char *buf; fd で示すファイルに、buf から size 分だけの文字を書き込みます. ○ close(fd) int fd; fd で示されるオープン中のファイルをクローズします. これらの関数の他に、C-system のランタイムルーチンの中に次の関数が組 み込まれています.ランタイムルーチンに組み込みですので関数処理をプロ グラミングする必要はありませんが、使用するにあたっては、int 型以外の ものは、プログラムの中で extern による関数の型宣言をしておく必要があ ります.
キーボードから 1 文字読み込みます. A putchar(c) char c; 画面に文字 c を表示します. B char *gets(s) char *s; キーボードから文字列を入力し、バッファ s に格納します. C puts(s) char *s; 画面に文字列を表示します. D printf(s,n1,n2,...) char *s; 画面に書式を付けて、表示します. E scanf(s,n1,n2,...) char *s; キーボードより書式付き入力を行います. |