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C compiler system


 X1 用の C コンパイラーが完成しましたので「第5回I/Oプログラムコンテスト(第2次募集)」に応募します.

 一般的にパソコンで C 言語を動かすためには、フロッピーディスクと CP/M 等の OS を必要とし、それなりの投資が必要です.

 今回、作成したコンパイラーは、X1 本体とディスプレイの基本構成のみで動作しますので手軽に C 言語の雰囲気を楽しめるものと思います.ただ、基本構成で動かすためにテープシステムとなっており、操作牲が若干劣るのは仕方ないこととおもいます.

 本コンパイラーには、次のカセットテープをセットしています.
    @ C system(BASIC CZ-8CBOlより起動)テープ1
    A C system(IPLより起動)テープ2
    B C stdfunc.c(標準関数)テープ3
    C memory dump.c(デモプログラム)テープ4
 本コンパイラーシステムには、C ソースプログラムを作成するエディタ、コンパイラー本体、ならびにコンパイルオブジェクトであるアセンブラソースを編集・アセンブルするエディタ・アセンブラの各システムプログラムが組み込まれています.

 エディタ・アセンブラは、独立したアセンブラとしての使用も可能となっています.

 これらのシステムプログラムは、テープから一括してメモリにロードしますので、C プログラムの作成・コンパイルの過程でシステムプログラムをロードし直す必要はなく、操作性が良くなっています.

 本コンパイラが取り扱う C は整数型のサブセット仕様となっていますが、C の入門用としては充分使用できるものと思います.アセンブラにおいては、一般的なザイログ形式のニーモニックを使用しています.

 それでは、使用方法等順次説明します.


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