AIWA MD/CDステレオコンポ XR-MD85の修理 2005.12.11

     数年前に購入したAIWAのMD/CDステレオコンポ「XR−MD85」です。「カセット+AM/FMチューナー+MD+CD+AUX」の機能を搭載しています。アンプ部は30W+30Wの余裕の60W出力です。背面にSUPERWOOFER端子も備えています。チューナー部はFMだけでなくAMもステレオ受信可能です。カセット部は4トラック2チャネル、オートリバース、ドルビーB対応です。

     このコンポは、CDからMDへの録音を主に使っていました。テープは、一年の内数回程度の使用で、ほとんど使っていない状態でしたが、数年経った頃、電源を入れた時に、テープデッキ部分から数秒間、カタンカタンという異音がするようになりました。更にMDの再生で音飛びが出るようになりました。そこで、テープ部分の修理と清掃を行って見ることにしました。

     分解してテープデッキ部分を調べて見ると、電源を投入した時にヘッド部分が前後に何度も動いています。暫くすると諦めたかのようにこの動きが停止します。この時にカタンカタンと異音を発しているようです。カセットメカには2本のゴムベルトが使われています。一本の走行ベルトを見てみると完全にへたっていました。もう一本の方はそれ程でもなく、まだ大丈夫なようです。へたっている方のベルトを手持ちの適当なベルトに交換してテストして見ると、ヘッド部分は一回動くだけで所定の位置に止まるようになりました。これで、異音はなくなりました。

     次にMDメカを分解しピックアップの清掃を行ってみました。組み立て直してテストして見ると音飛びは直っていません。ピックアップのレーザー出力調整を行う必要があるのかも知れませんが、再度の分解に嫌気が差し、このまま諦めることにしました。

     このコンポ、その後、2200円で嫁入り致しました。