ONKYO 3CDチェンジャー C-707CHの修理 2015.04.26

     少し前の修理記録になります。今年の1月、ハードオフでトレイが開かないONKYOの3CDチェンジャーを見つけました。値段は1,280円でした。

     トレイが開かず動作未確認のジャンクにしては少し高い気もしましたが、取り合えず購入です。自宅に持ち帰り早速に動作確認をしました。

     トレイの開閉ボタンを押しても、中でモーターの空廻りの音が聞こえるだけです。ところが、前面のパネル表示には、トラック番号が表示されます。どうやら中にはCDが閉じ込められているようです。

     カバーを開けて中のチェンジャーユニットを取り出します。案の定、中にはCDが一枚入っていました。更に分解してゴムベルトを交換し元に戻して修理は終わりです。

     書けばたったのこれだけですが、分解手順が判らずに力まかせに分解したために中の部品が飛び出してしまいました。元に戻すためのギヤの位置合わせ等が全く判らずに一時は修理を諦めかけたこともありましたが、チェンジャーの動作を解析することで何とか元に戻せました。

     以下、その時の修理の写真です。


    トレイが開かないジャンクの3CDチェンジャーです。電源を入れるとCDを認識してます。中にCDが閉じ込められているようです。 チェンジャーでも出力は一つですので裏側は、至ってシンプルです。少し背が高いです。 早速に上部カバーを開けてみました。予想どおりにCDが入っていました。


    チェンジャーユニットを取り外します。
    トレイの上の金属カバーも外します。
    2本のゴムベルトが見えています。案の定伸びてしまってゆるゆるになっていました。これでは、モーターが空回りします。この状態では、ベルト交換は出来ません。更なる分解が必要です。


    どのような手順で分解するのが正しいのか良く判らず、力まかせに分解してみたら、部品がこぼれ落ちて何がなんだか判らぬ状況になりました。写真は部品を納めた後のものです。 ベルト交換そのものは簡単でしたが、ギヤの位置合わせや組み立て方法が判らず結構悩みました。チェンジャー動作を解析する羽目になり、やっと元に戻せました。 皮肉な事に、ベルトを交換し正常動作をするようになるとこの写真のようにトレイが完全にオープンしベルト交換も簡単に出来るようになります。