ONKYO CDプレーヤー C-705Xの修理 2016.01.10

     西宮のハードオフで見つけたジャンクのONKYOのCDプレーヤー「C-705X」です。トレイが開閉しないとの説明書きがありました。手にとって傾けて見るとトレイが勝手に飛び出して(落ちてきた)来ました。トレイ開閉用のゴムベルトの劣化です。

     ピックアップの状況は判りませんがベルト交換だけで直れば儲けものです。値段も安かったので買って帰りました。

     このプレーヤーのCDユニットは、FRシリーズのコンポで使われている物と同じで分解は容易です。予想どおりにゴムベルトが切れていました。手持ちの新品のゴムベルトと交換です。

     ベルト交換の後、動作テストを行ってみました。CDがうまく回転しません。ピックアップの劣化あるいはスピンドルモーターの故障かと思いきやCD押さえ金具が固着していました。

     押さえ金具のゴムパーツが固着していたのでこれを剥がしてスムーズに動くようにしてから再度テストです。今度はうまく回転しました。ピックアップの劣化を心配していたのですが、CDの認識はスムーズで、再生・選曲は問題なく行えました。

     ケースカバーを元に戻して修理完了です。今回もいい買い物が出来ました。


    ONKYOのCDプレーヤー「C-705X」です。トレイ開閉不能のジャンク品です。 前に傾けると、トレイが飛び出して(落ちて)きます。
    C-705Xは光出力が2系統備わっています。


    カバーを開けてみました。見慣れたCDユニットです。 FRシリーズのコンポで使われているユニットです。ピックアップは、SONYの普及品KSS-213Cです。
    前面の操作パネルを外します。


    トレイを前に一杯に引き出します。
    T字の形のストッパーを抜きます。
    左の丸孔のストッパーをずらします。


    こちら右側のストッパーもずらします。
    トレイを引き抜いてからベルトカバーを外しました。予想通りにゴムベルトが切れてます。
    手持ちの新品のベルトに交換します。


    ベルトを取り付けました。
    CDトレイを元に戻します。
    CD押さえ金具です。これが固着してCDが回転しません。


    指で回しても廻りません。下に押し込んで固着部分を外します。 金具が上下スムースに動き、回転も出来るようになりました。 プレーヤーの出力を自作のヘッドフォンアンプにつないでテストしています。ピックアップは大丈夫でした。