Aurex(東芝)のアドレスユニット「AD-2mkII」です。一昨年の秋にハードオフにてジャンクで購入しました。 ジャンク品ではありましたが、動作には一切問題はありませんでした。ですが、汚れや傷が多く、特にボリュームなどのメッキ部分の青錆は、なかなか綺麗に取れるものではありませんでした。それでも使用するには十分問題ない程度にまで清掃することが出来ました。 動作しますが、正しい使い方が良く判りません。ここや、ここのサイトで色々調べた挙げ句、なんとか使い方が判りました。 備忘録を兼ねて使い方を整理してみました。以下のとおりとなります。
1.ケーブル接続 アンプのTAPE-REC端子と本機のアンプ/録音端子(ENCODE IN)、アンプのTAPE-PLAY端子と本機のアンプ/再生端子(DECODE OUT)を2本のオーディオケーブルで接続します。 (カセットデッキとの接続) カセットデッキのLINE-IN端子と本機のデッキ/録音端子(ENCODE OUT)、カセットデッキのLINE-OUT端子と本機のデッキ/再生端子(DECORD IN)を2本のオーディオケーブルで接続します。 2.録音の設定 続けてOSCボタンを押します。OSCの緑ランプが点灯します。これで本機から1KHzの信号を出力します。 カセットデッキを録音状態にします。デッキの録音ボリュームを操作し、録音レベルが左右とも-3dbになるようにします。 この状態で1KHzの信号を、数分間、カセットテープに録音します。 3.再生の設定 本機の動作モードをPLAYにします。PLAYの緑のランプが点灯します。 次に本機のCAL-VOLUMEを廻して、LEVEL INDICATORの4つの三角の形をしたランプが4つとも点灯するようにします。 カセットデッキの出力レベルが大きかったり、小さかったりした場合には、CAL-VOLUMEで調整できない場合があります。この時は、デッキの出力ボリュームを調整してみてください。 4.録音・再生 以上で、アドレスを使う設定が完了です。録音の時には、本機の動作モードをRECORDにして録音します。再生の時には、動作モードをPLAYにします。 カセットデッキでドルビー録音やドルビー再生を行う場合には、本機の動作モードをOUTにします。アドレスがバイパスされます。 カセットデッキの録音レベル調整のボリューム、本機のCAL-VOLUMEは、このままにしておきます。使用するテープの種類によっては、再設定が必要になるかと思います。 INPUT LEVELは、アンプから本機への入力レベルを調整します。カセットデッキに録音する時はこちらのボリュームで録音レベルの設定を行います。 なお、録音中のデッキからの出力は、アドレスで圧縮された音となります。 OUTPUT LEVELボリュームは、本機からアンプへの出力を調整します。こちらのボリュームはアドレスの動作に影響はありません。適当な位置に設定しても構いません。 |