整数型ベーシックコンパイラー for MZ-80K/C, MZ-1200 (1983年12月)
【概 要】
MZ1200  昭和58年に実施された工学社主催の「第1回I/Oプログラムコンテスト」に応募し優秀賞を受賞した作品です。シャープの8ビットパソコンMZ-80K/C, MZ-1200で動く整数型のベーシックコンパイラーです。Z80アセンブラーで作成しています。

 当時シャープからはベーシックインタプリターやコンパイラー、エデイター、アセンブラーなど一連のシステムプログラムが発売されていました。この作品では整数型に限定したため、シャープのベーシックコンパイラー(実数型)でコンパイルしたものよりも、こちらでコンパイルしたものの方が速度的には有利でした。

 シャープのMZシリーズパソコンをお持ちの方も今は少なく、かくいう私も当時このプログラムの開発に使用したMZ-1200を数年前に廃品として処理してしまいました。

 もう一度このプログラムを動かして見たいと思うのですが、今となってはこのプログラムを実行させる実環境がありません。なんとかまた動かして見たいとの思い断ち切れず、 Linuxの上で動作するMZ-1200エミュレーターを開発しそこで動かす事にしました。エミュレーターについては稿を改めて説明致します。

【使い方】
@実行ファイル(bc.lzh)をここからダウンロードし解凍してください。

A解凍により、アセンブラソース(bc.asm)とバイナリ(bc.bin)が生成されます。アセンブラソースは、私が自作したMZ-80K/C用のエディタアセンブラ専用となっておりマイクロソフトのMASM等の市販のZ80アセンブラではアセンブルできません。

BMZマシンで動作させる場合には、実行ファイル(bc.bin)を何とかしてオーディカセットテープに指定のフォーマットで書き込む必要があります。サウンドカードを搭載したWindowsマシンやLinuxマシンで読み書きする方法があるようですが詳細は不明です。いつかは自作したいと思っています。

CLinuxのMZエミュレータ上で動作させる場合にはエミュレータをインストールしたディレクトリに実行ファイル(bc.bin)をコピーしてください。

DMZマシン、MZエミュレータともモニタSP-1002の起動後、モニターのロードコマンドでテープあるいはディスクから読み込めば実行します。その後の操作方法については附属のマニュアルを参照してください。

実行ファイルbc.lzh(bc.asm+bc.bin 59KB)
ソースファイルbc.asm(64KB)
マニュアルbc.html bc.txt
ご利用条件html