さて,それではこれらのチップを使ったサウンドカードのドライバーですが,白紙の状態から自作する必要はありません。Linux のフリーソフトの世界では,今あるベースなものに機能を追加変更していくというのが常道です。「Mad16 based cards」のドライバソフトをターゲットに取り組むことにしました。これを選んだのは,元々このドライバーソフトが Opti のオーディオチップを対象にしていることやMicrosoft Windows Sound System 互換機能の制御をサポートしているからです。
カーネルコンパイル時のサウンドコンフィギュレーションメニューへのカード登録はしない。
先の3ファイルを新しいファイルと置き換える形とし,patch も作成していません。ドライバのコンパイルは,3つのファイルを置き換えた後,サウンドコンフィギュレーションメニューで従来の「Mad16 based cards」を選択するだけです。(大幅に手抜きしています。)