阪急中山〜中山最高峰〜長尾谷ダム〜大峰山〜桜の園〜廃線跡〜JR武田尾 2008.4.20

     宝塚の大峰山に登る。大峰山へのアプローチルートとして中山最高峰を通過する。阪急中山駅で下車、駅前のローソンにて食料を調達した後、中山寺へと向かう。 寺の山門をくぐり、境内を真っ直ぐ、本堂に向かう。今日のこれからの無事を祈願する。本堂前を左に、信徒会館へと進む。会館横の奥の院へと通ずる道に進む。 左手に墓場をみつつ、足洗川左岸の道へと下る。橋を渡って右岸の道を真っ直ぐに登って行く。途中にある夫婦岩への分岐をやり過ごす。更にその先の、これまた夫婦岩への分岐を見送り、真っ直ぐ谷に下る。

    阪急中山駅からスタート。
    すぐに中山寺山門をくぐる。
    相変わらず賑やかな中山寺境内。本堂に参り今日の無事を祈願する。


    信徒会館横手から奥の院への道に進む。
    この先で足洗川を対岸に渡る。
    左方向夫婦岩への分岐をやり過ごして直進する。


    ここの分岐も直進して、足洗川上流の谷沿いの道に進む。

     中山連山縦走路は、夫婦岩を経由する尾根の道だが、今日は、この先、足洗川を遡行して行く。谷に下るとすぐに堰堤が待ち受ける。コンクリート製の堰堤を3つ通過し、更に石積みの大きな堰堤を2つ越える。 ずっと谷の沢沿いの道を進んで行く。いずれこの先で尾根に登るはず、分岐点はいつかいつかと気にしつつ、緩やかに登る沢沿いの道を登って行く。小一時間程経った頃、左手へと尾根に登る道が現れた。 急登な道で尾根に出る。ここからの尾根道もジグザグの急登な道であった。フーフーいいながら登って行く。尾根の上の見晴らしの良い所から振り返って見る阪神間の眺望が素晴らしい。暫し立ち止まって眺めて見る。 少し登ると天宮塚のある小高いピークに着いた。2つの碑の前を通過。道は緩やかとなり、左にカーブして行くと中山連山縦走路に合流した。合流点を右に進む。

    2つの堰堤を越えると谷深い様相となる。
    5つ目の最後の大きな堰堤を巻き道で乗り越える。


    谷から尾根に登り、急登な尾根道を登って行く。天宮塚手前の辺り、振り返って見る阪神間の遠望。


    天宮塚の前を通過。もう一つ奥に碑が見える。
    奥の碑の前を通過。
    中山連山縦走路に合流する。ここを右に進む。

     縦走路を少し行くと左手に山頂展望所への分岐があった。山頂展望所は昨年秋に登った時に立ち寄っているので今日はパスをして真っ直ぐに山腹の縦走路を進む。 フェンス沿いの縦走路は緩やかな登り道で軽快に歩けるはずだが、先ほどの尾根道の登りとこの暑さで疲れ、足取りが重い。最高峰はまだかまだかと進んで行く。 先で道が大きく左に曲がる所、手前の岩場を左に少し登り、最高峰に辿り着く。最高峰の広場にはたくさんのハイカーが憩っており賑やかであった。 時間はまだ早いが弁当を開けている人が多い。この先休憩適地はどこだろうかと考えて見る。大峰山山頂はまだ遠い。さすれば、時間は早いがここで昼食休憩を取り疲れた体を休めた方が得策だ。 早速に弁当を開けて食べることにする。

     30分余り休憩を取る。西の方には羽束山や大舟山が見える。以前なら山座同定など全然出来なかったが、ここ数ヶ月あまり三田の山々を登ったお陰で少しは判るようになった。 頂上を西に、十万辻峠方向の道案内に従って下る。少し西に下るとザレ場を通過する。最高峰は南方向の眺望は皆無で、ここに来て南の眺望が開ける。六甲連山がくっきりと良く見える。 ザレ場の先を右に、北方向に下る。下り道途中で最高峰の広場辺りを見上げて見ると、北側斜面はもう崩壊寸前だ。結構危ない所にいたもんだ。道は先でゴルフ場の境界に沿って西にゆっくりと下って行く。 ゴルフ場境界を過ぎたあたりで急下りとなり、ほどなくして長尾谷ダムの前に降りて来た。ダム手前に掛けられた鉄製の橋を渡り、車道へと進む。

    中山最高峰に着く。ハイカーで賑やかな頂上。少し早いが昼食休憩を取る。
    最高峰からの西方向の遠望。羽束山と大舟山が見える。


    頂上を十万辻方向へと下る。
    頂上から少し下ったザレ場から見る六甲連山。


    下り道途中から中山最高峰を見ると北側斜面は崩壊寸前だ。
    長尾谷ダム手前の鉄の橋を渡る。

     鉄製の門扉の脇を擦り抜けて、橋を渡って車道に出る。橋の袂のガードレールに小さな道案内が設置してあった。大峰山は「車道横断向側山道入口」とあった。 今日のコース選定の参考にしたガイドブックでは、大峰山取り付きは、車道を先に進んだ所にあることになっている。このまま車道を歩くよりもここから登れるのなら、ここから登った方が良いと思い迷わずに取り付きに進む。 ここの取り付きはいきなりの急登である。尾根に向けて一気に駆け上る道となっているようだ。随所にロープが張ってあり、以前から良く使われているルートのようだ。

    ダムからの道が車道に出合う場所。車道側から撮影。
    ガードレールに道案内がある。車道向かいに大峰山への取り付きがあるようだ。


    道路向かいの取り付き。向こうに進む。
    この岩場に取り付いて、尾根に向けて急登な道(随所にロープあり)を登って行く。

     フーフーいいながら登ること数分で尾根に登り着く。南の長尾山から続く尾根道を右に北方向に進む。緩やかに登る道で除々に高度を上げて行く。 一度ピークに登り詰めた後、水平な道となり左手に谷が近づいたと思う頃、4分岐に着いた。前方からの道は、十万辻からの道だろう。左方向に尾根に登る道へと進む。

    尾根道を道なりにずっと進んで来るとこの分岐に至る。ここを左に尾根の道に進む。
    分岐点にあった道案内。中山方向から登って来た。

     尾根道は暫く急登が続き、ゆっくりゆっくりと登って行く。一旦道が平坦になり、前方に送電鉄塔が見えて来た。 少し登ると鉄塔は道の右手にあった。登山道から右に鉄塔敷地へ上がる。低木が若干邪魔をするが眺望の良い所で3組のハイカーが休んでいた。 こちらも少しだけ疲れた体を休めるために休憩する。鉄塔からは、緩やかな登り道がずっと続く。道がクランク状に右に曲がり後2分で頂上というところに着いた。 頂上までここからまた急登な道が始まるのかと思ったが、ずっと平坦な道で、すぐに頂上に着いた。手前辺りから賑やかな声が聴こえていたが、着いて見ると案の定、 30名弱余りの団体ハイカーが頂上広場を占有し、ワイワイガヤガヤと騒がしいことであった。

    送電鉄塔直下で少し休憩する。
    緩やかな尾根道を登ってくる。ここを右に折れると頂上は近い。
    後2分で頂上だ。


    頂上に着いた。三角点がある。
    団体ハイカーで賑わう頂上。

     団体を避けて、腰を降ろし、持参したカップラーメンを食べることにする。時間的に見て団体は昼食も終わりそろそろ出発する頃だろう。 暫く待って見ることにする。全員で記念写真を撮った後、団体は武田尾方面に下って行った。団体が去った後は、私の他に後2組のパーティーが残る。 中高年男性二人組みと中高年オバサン三人組みだ。やはりというかオバサン達のおしゃべりのうるさい事。いつしかこのオバサン達も腰を挙げて下って行った。 すぐに出発すると追い付いてしまう。暫く時間待ちをしてから、ゆっくりと武田尾方面へと下り始める。

    団体が出発すると急に静かになった頂上。
    武田尾方向へと頂上を下る。

     下り始めは緩やかな下り道で、時として早足になるのをぐっと我慢してゆっくりと下る。地形図で見るとおりに、先で道は急な下りとなった。 どんどんと下って行くと、桜の園への分岐に来た。ここを左に公園内へと下って行く。急な階段道で一気に下り降り、暫く水平な道を進む。先でまた急な下りとなり 沢を越えると、もうそこは廃線跡であった。

    桜の園への分岐。ここを左に尾根道を外れ、公園内へと降りて行く。
    公園内にある道標。


    桜の園の案内図の前を通過。
    廃線跡に降りて来た。
    武田尾一帯は桜の名所。

     桜の園入り口で少し休憩をした後、右方向に廃線を進む。2つのトンネルを通過する。 こちらのトンネルは、距離が短く出口からの光が届き、ライトが必要なほどではなかったが 念の為に持参したLEDライトを取り出し、足元を照らして進む。廃線跡終了点からさらに舗装道を進みJR武田尾駅に向かう。

    廃線跡を右方向にJR武田尾駅目指して進む。
    トンネルを抜けると、また先にトンネルが。短いトンネルなので懐中電灯は不要。
    廃線跡終了地点から振り返る大峰山の山容。

     武田尾温泉への入り口をやり過ごして駅へと急ぐ。駅に着いて見ると、無人駅で切符自動販売機も一台切りしかなく、切符購入の順番待ちの行列が出来ていた。 切符購入待ちで一本電車を見送るはめとなる。待つこと15分で次の電車が来て無事三田駅に降り立つ。 ここで神戸電鉄に乗り換えるのだが、JR駅から神戸電鉄駅に向かう間に、運悪く電車が出発してしまい、 神戸電鉄三田駅でも次の電車まで15分待ちとなってしまった。公共交通機関を利用するのはエコの観点からはお奨めであるが、これがなんとも悩ましい出来事だ。

    武田尾温泉への入り口をやり過ごして駅に向かう。
    JR武田尾駅に着く。
    駅のホームはトンネルの中にある。三田から神戸電鉄に乗り換えて帰宅する。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    阪急中山駅 9時51分出発
     〜( 1分)〜中山寺 9時52分入山、10時0分出(通過8分)
     〜(60分)〜天宮塚 11時0分通過
     〜( 5分)〜中山連山縦走路出合い 11時5分通過
     〜( 8分)〜中山最高峰 11時13分着、11時43分発(30分休)
     〜(19分)〜長尾谷ダム 12時2分通過
     〜( 4分)〜大峰山取り付き 12時6分通過
     〜(20分)〜4分岐 12時26分通過
     〜(10分)〜送電鉄塔 12時36分着、12時44分発(8分休)
     〜(15分)〜大峰山頂上 12時59分着、13時34分発(35分休)
     〜(27分)〜桜の園分岐(林間広場) 14時1分通過
     〜(14分)〜廃線跡出合い(桜の園入り口) 14時15分着、14時21分発(6分休)
     〜(19分)〜JR武田尾駅 14時40分着


     万歩計による歩数:20,400歩(自宅発〜自宅着)
     歩いた距離:約11.1km