道場〜千苅ダム〜大岩岳〜東山橋〜道場 2008.4.12

     今日は道場の大岩岳に登ってみることにした。千苅貯水場近くに駐車場があるだろうとの目算で車で出掛ける。JR道場駅東側の踏み切りで線路向こうに渡る。 花見客の交通整理なのだろうか、有馬警察署のパトカーが2台程止まっており、この先150メートルから先は車の進入は禁止との看板を立てていた。 取り合えず先に進んで見ると、ちょうど進入禁止付近に私設の駐車場があった。ここから貯水場までは随分と距離があるが、進入禁止では仕方あるまい。 ここに駐車をして歩くことにする。

     武庫川沿いの道を貯水場に向けて歩いて行く。浄水場手前のあたり、左上方を見上げて見るとロッククライミングの練習場となっている不動岩が見える。 微かに声がするので、目を凝らして見ると、垂直の岩壁にクライマーが一人へばりついているのが見えた。とてもあんな真似は出来ないなと思いながら先に進む。

    JR道場駅から150メートルの所、土日はここから先、車は進入禁止。
    私設の駐車場(500円/日)に駐車する。
    武庫川沿いの道を千苅貯水場目指して歩いて行く。


    ロッククライミングの練習場となっている不動岩を見上げる。
    一人岩にへばりついているのが見えた。
    千苅浄水場前を通過。

     浄水場前を過ぎ、右手に東山橋をやり過ごし、武庫川から離れてその支流である波豆川沿いの道を行く。貯水場近くに来ると、入り口手前には駐車場があった。 シーズンオフにはここの駐車場が使えるのだろうか?。今日は、まださくら祭りが開催されており、いつもは閉鎖してある貯水場の中を歩いて行くことが出来た。 まだ散り始めで満開に近い花を残している桜の木を愛でながら、ダムの方へと道を進んで行く。数分で貯水場を抜け、千苅ダムの手前に来る。 いつもこうなのかどうか知らないが、ダムの全てのゲートから放水しており、その迫力ある眺めに暫し見入ってしまう。ダム手前の橋を向こう側に渡り、川沿いに少し下って行く。

    千苅貯水場が見えて来た。平日なら手前の駐車場が使えるのだろうか?
    今日はさくら祭りの日だ。貯水場の中へと入って行く。
    貯水場の中の桜の木。そろそろ散り始めている。先週辺りが見頃だったらしい。


    千苅ダムが見えて来た。
    ダム手前のあの橋を向こうに渡る。
    ダムは放水中であった。なかなかに迫力ある眺めだ。


    右手の放水路から水が勢いよく流れ落ちている。
    橋を渡って川沿いに少し下る。

     橋から100メートル程下ると道は左に山の中の道へと続く。水路脇の金網フェンスの横を登って行く。フェンスを抜けると沢沿いの道となり、程なくして 道は左に、尾根に登りだした。尾根の上に出ると左手眼下にダム湖が見える。緩やかなアップダウンの尾根道を進んで行く。道は、いつしか山腹の道となり、幾つかの谷の源頭を越えて進む。西向きの道が北向きに変わり尾根に登り詰めるとダム湖を見渡せる展望の良い所に出た。少し行くと大岩岳への分岐があった。



    この先の左の道に進んで行く。右手の川は武庫川の支流、波豆川だ。


    水路脇の金網フェンスの横の道を登って行く。
    少し登ると沢沿いの道となる。
    この先、左の方向に尾根に登る道となる。


    ダム湖を囲む尾根の道に出た。緩やかな尾根の道を進んで行く。
    左手眼下にダム湖を望む。

     分岐を右に大岩岳方向に進む。この辺り松林が疎らで眺望が良い。右に大岩岳の山容が綺麗に望める。左手前方には、羽束山がよく見えるようになった。東の方向へ尾根上の平坦な道を進んで行くとその先で急登な坂道となった。ピークに登る急な道を一歩一歩、ゆっくりと足元を確かめながら登って行く。途中展望が開ける箇所があり、そこからの南の眺望が良く、思わず立ち止まってしまった。


    大岩岳への分岐。ここを右に進み大岩岳を目指す。
    満開の山つつじ。綺麗だ。


    分岐点から少し先で、大岩岳を望む。
    奥側のピークが大岩岳だ。位置関係から手前のピークの方が高く見えてしまう。
    高度が上がり、左前方に羽束山が見え出した。


    ピークへの急登な坂道の途中から望む南方向の眺め。
    遠方にあるのは六甲連山だ。

     急登な道を登り詰めピークがあるかと思い進んで行くが、これといった目立ったピークが見当たらない。広く平坦なピークを進んで行くと、道は、右に折れ少し下ってからその先のピークに登りだした。ピークに登りつき、ここが大岩岳頂上かと見渡して見るが、それらしき雰囲気ではない。ふと前方を見ると先にもう一つピークがあり、頂上には立て看板らしきものが見える。どうやら向こうのピークが大岩岳頂上のようだ。先に進む。一旦下り、その後2度、坂道を登ると岩場の前に出た。この岩場の上が頂上のようだ。



    大岩岳手前のピーク頂上に登り着いた。
    大岩岳頂上はまだ先だ。
    頂上に立て看板らしきものが見える。


    頂上手前の最後の登りに取り付く。
    この岩場を登れば頂上だ。

     岩場を登り頂上に着くと、そこには三角点があった。頂上はこじんまりとした大きさの空地であった。わずか400メートルに満たない頂上ではあるが、眺望は素晴らしい。ここで昼食休憩とする。途中のコンビニで買った弁当とカップラーメンを食べる。30分程休んでいる内に、次から次とハイカーが登って来た。さすがに頂上の空地も手狭となり、騒がしくなって来たのでさっさと下ることにする。

    大岩岳頂上に着く。三角点があった。
    手前のピークから見えていた立て看板はこれだった。登山者への注意書きだ。
    休んでいる間にも、次から次とハイカーが登ってきて、弁当を広げる。
    頂上が騒がしくなってきたのでさっさと下ることにする。


    頂上からは360度の眺め。視界を遮るものは無い。
    西〜北方向の眺め。遠くに虚空蔵山まで見渡せる。北に羽束山、その奥に大舟山が見える。

     頂上からの下り道は、南方向に一つ、北方向に一つ、それと登って来た西方向からと3つある。南方向に下るのが早道のようだが、急斜面の下りで危険らしいので、北の道を下る。下り口は北方向であったが、道は東に下っており峠らしい所に下りつく。そこには立派な道標があった。ここを右に谷を下る。この辺りは谷の源流部のようだ。10分余り下って行くと、倒木が雑にころがっているT字路に着いた。千苅ダムへはここを右に進むものと思われるが、今日は東山橋へ直接下るつもりなので、反対方向、左に折れる。向こう側の道に回って見ると小さな道標が東山橋の方向を示していた。

    頂上から北方向に下って行くと道標のある峠に着く。
    ここを右に折れて下る。
    少し下って振り返って見た。
    緩やかに下る谷の源流部の中の道を下って行く。


    T字路の分岐に来た。東山橋へはここは左に折れる。
    向こう側に廻ると見える道標。

     この次は、東大岩岳からの下り道が合流する所で右折することだ。平坦な道を東に数分進むと一本の木に赤ペンキで矢印が書かれた所に来た。良く見ると木の右側に道が分岐している。ここは右に進む。事前にルートを頭の中で整理しておかないと矢印に惑わされてしまうかもしれない。次の分岐は、すぐであった。分岐点正面の潅木に東山橋の道標が取り付けてあった。ここを右に進む。この後、注意する分岐は無い。道なりに下れば良い。

    次の分岐。赤ペンキの矢印は無視して右の道に進む。
    矢印は東大岩岳方向を示す。東山橋は反対方向になる。実に紛らわしい。
    次のT字路、正面に道標がある、を右に折れる。後は道なりに一直線だ。

     分岐からはずっと樹林の中の道を下る。尾根の小さなアップダウンを巻くように道が付けられておりほぼ水平に近い道を下る。暫く下って行くと、所々潅木がまばらになり、ザレ場が現れる。送電鉄塔の真下を通過し、その後、開けたザレ場を通過すると終わりも近い。送電鉄塔巡視路の分岐を過ぎ、見晴らしの良い尾根の上を通過する。右手眼下に、貯水場に向かう道が見える。さくらまつりを楽しんで帰る人達が小さく見える。数分下って、東山橋を渡ると午前中に通った道に出る。浄水場前を通過し、道場駅近くの駐車場に戻る。

    樹林の中の道だけでなく所々ザレ場も通過する。
    このザレ場を過ぎると終わりは近い。


    尾根の上から右手眼下に貯水場への道が見える。

     車で出掛けた際には、温泉に立ち寄ることが多いが、今日は「からとの湯」に寄って帰ろうと思っていたのだが、自宅近くの「銀河の湯」の入浴割引券を持っているのを思い出し、急遽「銀河の湯」に向かう。「銀河の湯」に行って見ると、割引券を使わずとも、今日12日は「湯治の日」ということで半額であった。

    東山橋を通過する。
    今日もまた無事に車に戻ることが出来た。自宅近くの温泉「銀河の湯」に向かう。



     各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。

    JR道場駅前民間駐車場 10時0分出発
     〜(18分)〜千苅貯水場 10時18分通過
     〜( 7分)〜千苅ダム 10時25分通過
     〜(28分)〜大岩岳分岐 10時53分通過
     〜(35分)〜大岩岳頂上 11時28分着、12時3分発(35分休)
     〜(68分)〜東山橋 13時11分通過
     〜(12分)〜駐車場 13時23分着


     万歩計による歩数:13,200歩
     歩いた距離:約8.0km