いつも六甲中心のハイキングなので、少し赴きを変えるつもりで中山連山縦走をしてみることにした。
阪急宝塚線中山駅前にある参拝客目当ての民間駐車場に車を止める。駐車料金は600円/回とあったが、当方の山歩き姿を見て、長時間駐車となりそうだからと1,000円と言われてしまった。
ちゃんと1,000円が印刷された領収書をくれた所を見ると、係りの者も思いつきで言った訳ではなさそうだ。従来から我々のような客がいるということなんだろう。
まぁ、仕方ないことと諦めて、駅のガードをくぐり中山寺に向かう。山門をくぐると境内は七五三参りの参拝客で賑わっていた。
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阪急宝塚線中山駅前からスタート。 中山寺に向かう。 |
七五三参りの参拝客で賑わう中山寺境内。 |
参道を真っ直ぐ進み、階段を登り、本道にて今日の安全を祈願して参拝をする。その後、境内を西に信徒会館へと進み、墓園と梅林の間を直進し奥の院に通じる道へと進む。
山道となってすぐ左手に道案内板があったので眺めて見る。手元の地形図には無い幾つもの道がそこには示されていた。迷わないようにしっかりと頭にインプットする。
道は、荒れて石がゴロゴロしていた。その昔綺麗な石畳であったものが崩壊して歩き難いゴロゴロ道となったものと思われる。
最初の目標である夫婦岩を目指して登って行く。分岐を左に夫婦岩園地へと登る。
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境内奥の信徒会館横の道を梅林方向に進む。 |
ここを直進して足洗川を渡る。 |
山道を登りだしたら道案内板があった。 |
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奥の院までの周辺の道案内図を見る。 分岐が多い。迷わないように、じっくりと眺める。 |
荒れて石がゴロゴロした道を登る。 昔は石畳の綺麗な道だったのだろう。 |
分岐を左に夫婦岩園地を目指す。 |
寺の山門をくぐってから小一時間程して夫婦岩園地に辿り着く。大きな岩と東屋、そこかしこに置かれたベンチが園地らしい風情であった。
ここで小休止の後、夫婦岩に向かうが、夫婦岩は園地から目と鼻の先であった。こちらにもベンチがおかれ休憩場所となっていた。
夫婦岩から奥の院へと丁石道を登って行く。参道の路傍には、お地蔵様が次々に現れる。前を通るたびに手を合わせて通る。
広く良く整備された参道を歩くこと20分余りで奥の院に着く。
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夫婦岩手前にある園地に着く。 小休憩を取る。 |
園地には東屋もあった。 小休止の後夫婦岩に向かう。 |
夫婦岩に着く。これが夫婦岩だ。 |
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岩の陰のお地蔵様にお参りしてから奥の院へと進む。 |
奥の院に向かう道。ここはまだ中山寺の境内だ。 |
奥の院に着く。 |
奥の院に詣でてお参りを済ませ、境内の紅葉を少し眺めた後、奥の院境内入り口横から中山山頂への道に進む。
樹林の中の坂道を登り進んで行くと、右側から奥の院をバイパスする道が合流する。
合流点から中山山頂までは後500mもう一息だ。緩やかな平坦な道を暫く進む。
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奥の院本堂。 |
奥の院から中山山頂へ向かう。 |
山頂へと樹林の中を登る。 |
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奥の院をバイパスする道が右から合流する。 真っ直ぐ頂上に向かう。 |
緩やかな平坦な道を行く。 |
山頂展望所の案内札がある分岐を山頂へと登って行く。樹林の中に東屋が立ち展望所とは名ばかりで眺望が無い。
少し奥に進んで見ると南西に開けた所があった。ここで昼食休憩とする。
昼食の後、次に進む。近くの道標には、最高峰約0.5キロとある。ここでちょっと考え込んでしまった。
今居た所が山頂、イコール最高峰のはずだと思うのだがどうなってるんだろう。不思議に思い近くのハイカーに道を尋ねると最高峰はまだ向こうだと教えてくれる。
なにがなんだか良く分からぬが道を進んでみる。右に金網のフェンスがある道をどんどん進む。
程なくして道がT字路に突き当たるほんの手前の辺りで左に斜面を登る道があり、そこを登ると最高峰とよばれているらしい所に着いた。
たくさんのハイカーが思い思いに休んでいた。「十万辻」と書かれた道標もあった。なんとなく判って来た、この中山には2つのピークがあって、一つは山頂、もう一つを最高峰と呼んでいるのだろう。
当然最高峰と呼ばれている方が高いのは間違い無い。ここは北側に展望が開けていた。西の方向には別のハイキング道が延びていた。
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山頂展望所への道を登る。 |
案内札を見ると山頂の他に最高峰があるらしい。 |
山頂の三角点? |
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山頂から最高峰へと進む。 |
最高峰の三角点。 |
最高峰は北側が開けて眺望が良い。 宝塚・大阪方面は残念ながら望めない。 |
元の道に戻り、東に最明寺方向へと進む。いつしか金網フェンスは右側だけでなく左側にも現れた。ずっとフェンスに囲まれた道を進む。
尾根伝いの道ではあるが樹林の中で眺望は無い。東にどんどん進み、フェンスから開放されると、所々中山方面を見下ろすことが出来るようになった。
送電鉄塔の真下を通過し、南東方向に進み出すと道の様相が今までとは少し変化しだした。岩場の荒れた所やザレた所が多々見受けられるようになった。
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最高峰から北側の眺望。 |
最高峰から最明寺方向に進む。 道の両側には金網のフェンス。 |
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開けた所から望む中山方面。 |
ここのザレ場は右方向に進む。 |
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この辺りからザレ場、ガレ場が現れてきた。 |
左手にゴルフ場を見ながら尾根道を進んで行く。ガレ場の下り道が現れる度に下る速度が落ちてしまう。
左手を走る送電線に近づくように、道はアップダウンを繰り返しながら下って行く。2つの送電線が交叉するあたりにまで来ると周囲の眺望がぐっと広がる。
伊丹空港や大阪の街並みが一望に見渡せる。西の方には甲山が見え、その奥には六甲連山が見える。
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縦走路終盤の送電線が交叉する所に辿り着く。 |
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この辺りからは、伊丹空港から大阪方面が一望できる。 |
振り返って見ると中山連山の紅葉が綺麗だ。天気に恵まれたこともあるが、ここまで登って来て良かったと思える瞬間だ。
そんな感動も束の間、少し先に進むと、目もくらみそうな激下りが待っていた。岩場とザレ場の急な下りである。
決まった道などは見当たらず適当にルートを見定めて降りて行かねばならぬようだ。
幸い連日の晴天で良く乾燥しており、表面がザラザラとした岩なので靴のグリップも良く効き楽に下ることが出来る。
とはいえ、岩場の間の風化したザレ場を抜ける時には油断をすると滑落しそうで、ヒヤヒヤものである。後半の辺りでは、安全のために後ろ向き四つんばいで下って行った。
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最後の岩場の急斜面を下る。 ロープもある。 |
安全のために後ろ向き四つんばいで降りて行く。 |
見上げて見るとこんな感じの所。 |
激下りの岩場を下り降りて道を右に山本駅方向に取る。樹林の中を下り、堰堤を左岸側の階段道で越えて、更に谷に下る。
谷沿いの道を道なりに下って行くと程なくして住宅街の中に出てくる。そのまま道を道なりにどんどん進んで行くと阪急電車の線路にぶつかった。
ここを右に折れると山本駅であった。ここから、一駅電車に乗り、中山駅に戻り、車で帰路に着く。
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急斜面を下った所を右に折れ阪急山本駅方向に道を下る。 |
住宅地の中を駅に向かう。 道なりに真っ直ぐ進めば線路にぶつかった。 |
山本駅に着く。 電車で一駅、中山駅へと戻る。 |
各地点の到着時刻、所要時間は次のとおり。
阪急宝塚線中山駅 10時8分出発
〜(45分)〜夫婦岩園地 10時53分着、11時0分発(7分休)
〜( 5分)〜夫婦岩 11時5分通過
〜(25分)〜奥の院 11時30分着、11時38分発(8分休)
〜(25分)〜中山山頂 12時3分着、12時31分発(28分休)
〜(11分)〜中山最高峰 12時42分着、12時47分発(5分休)
〜(90分)〜送電鉄塔下 14時27分通過
〜(62分)〜阪急宝塚線山本駅 15時29分着
万歩計による歩数:18,400歩
歩いた距離:約9.4km
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今日歩いたコース。 |
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