ASCIIに発表の全国書店のパソコン関連書籍ベストセラー第1位は、3カ月連続して、「プログラミング言語C第2版」との事。同書は、CMAGAでもベスト第1位にあげている。この書籍の第1版をもっているが、ANSI標準に沿って書き直されたこの第2版は、書店で立ち読みした。殆ど、第1版に同じ内容だが、図が前のものより増え、読み易くなっている。
Cの入門書や、その他Cの自習書がたくさん出版されているが、未だこの「プログラミング言語C」を超える書は皆無。それもそのはず、この書はCの開発者の一人であるD.M.リッチーの著である。この本一見難しそうであるが、他の書を何冊も読むよりも価値がある。Cプラグラムの書き方として、そこに取り上げられた例題は、短いものではあるが非常に参考になる。構造化された良いプログラムを書くためのいいお手本になるものばかり。この本を最初から、何度も何度も読み返すとともに、例題を手元のパソコンで実際に動かして見ればいい。
Cブームにあやかり、売らんかな主義で次から次と出版される他書は、内容が中途半端なところが多々あり、かえってCを難しくしてしまう。これから、Cをやって見たいという人には、何をおいてもこの本を勧める。